山岸君と照井君
第38章 番外編①―――……
岳心さんを車の助手席に乗せ…
自分も運転席に――――…
“フン”態勢は…いまだに崩れず…
腕組みしながら…外側を見ている…
他の車しか…見る景色はないのに……
「――――…ヤキモチ…でいいんですか?あれは?」
運転席から…少し身をのりだし…
岳心さんを見る――――…
眉がピクン!!と動く――――――…
「はぁ?“ヤキモチ”?面白い事を言いますね?
逆に―――…お邪魔してしまったのかと…
君は、女性もスムーズに相手出来るみたいですしね…」
嫌味が…炸裂してるなぁ…
だんだん…イライラしてきた!!
俺だって…人間ですし…可愛いって思うが…
流石に長く…プリプリされると……ね〜…
「そうですね……
女性も抱けますよ―――…
それは…貴方も同じでしょ?
元はノーマルの…お坊っちゃま…」