山岸君と照井君
第38章 番外編①―――……
駄犬の飼い主は……
そんな俺の頭を撫でる―――…
ヤバい……このまま――――…
この人を…ここで…ぐちゃぐちゃに乱れさせたい……
今日は……言わないのかな…
可愛い命令――――――…
今なら…命令以上の事をしてあげるのに!!
顔を上げると……
小さい顔が…照れて真っ赤になっている―――――…
「///岳心さん……」
「――――…ネクタイ……苦しいから…緩めて―――…」
「はい///…かしこまりました」
俺は…帰る場所を見つけた…
そして…異常な愛に…包まれ…
狂愛を…
岳心さんに与える――――…
俺が…ネクタイを緩めていると―――――…
岳心さんが…俺の首にかかった…タグを指で弾く……
静かな駐車場の…
静かな車内に―――――…
シャラン―――…
と…金属の揺れる音が……
聞こえた――――――…
【END】―――――☆