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山岸君と照井君

第39章 番外編②―――……

「――――…ま…死んだ人間と張り合ってもしょうがないが…

一生…俺とあんたは…戦い続けるのかもな…


勝って…負けて…を繰り返すって事で…


――――――…また、一心を連れて遊びに来てやるよ」





俺は、墓を離れる―――――…




ふと…呼び止められた気がして…



後ろを振り向いた―――――…





「あぁ…俺が名付けた…いい名前だろ?

一心(イッシン)

俺と心陽の子に相応しい名前だ

ひがむな……お前の子でもあるんだ――――――…じゃぁまたな…」





俺は、墓に一心の顔が見えるように抱き…



柄にもなく……笑って見せた…







【END】―――――★


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