山岸君と照井君
第40章 番外編③―――……
寝起きでフラフラしながら…リビングの苑心の元に行こうと…段ボールを横切る――――――…が!
お決まりの様に足を引っかけ!!
スッ転ぶ!!
「いった〜〜〜〜〜〜!!」
「宏樹!?凄い音がしたぞ?大丈夫か!」
リビングから、慌てた様子の苑心が俺の様子を見に来た…
お決まりとは言え……
大の字で…不格好に床に転がる俺を……
苑心はどんな顔で見ているのやら―――――…ハズカシイ…
「うわ……僕の荷物が床に散乱してるよ……
どんな躓き方をしたんだい?もぅ」
顔をあげると…
せっせと…荷物を拾い始める…
「わり〜…足…長いから…――――…って…これ…」
体勢を起こし…俺は、目の前の……懐かしい箱を手に取る―――――…