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山岸君と照井君

第42章 番外編⑤―――……

【岳心side】


「―――…おぃ…これは嫌がらせですか?」



今日は、お祝いだから夕飯は豪華に――――…と、言っていた米屋だったが…



目の前には……



グツグツと煮えたぎる……

白い液体―――…鍋?




冬に入り……


鍋の季節……鍋…はいいんだが…





「白いよなこれ……

米屋…俺の嫌いな食べ物…言ってみろ…」




米屋は、なに食わぬ顔でその鍋に野菜を投下していく――――…




「もちろん知ってますよ!
ネギ・セロリ・大葉・ミョウガ・牛乳・ミルクパン・パクチーに…辛いの全般?…って……多くないっすか?後、生物……意外に苦手ですよね!」



う……こいつ…告知してないものまで……


俺の、嫌いな物リストに入っている……



「うっ…うるさい!!つ〜か、解ってるなら!何だ!この鍋は!!」




俺は白い液体の鍋を指差す!!


これは!
ぜったい!ミルク鍋だ!!



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