山岸君と照井君
第42章 番外編⑤―――……
「はい、お粗末さまでした…って…またビール……」
どこぞのオカンみたいな言い方と小言に…
ソファに座った俺は、笑っていた――――…
米屋と暮らすようになって…もう少しで…四年とちょっと……
お互い…遠慮しない…関係…
自然体のままでいられる…関係…
笑って……喧嘩して…
酒を飲んで…甘えて……
仕事では、頼りになる…
米屋も仕事の件で、俺を頼ってくれる…
ギブアンドテイクの関係…
いつも側にいてくれる………
俺だけを……見ててくれる…
ワガママを…聞いてくれる…
狂った愛を……
俺に見せてくれる……
あれ?俺は――――…
もらってばっかりじゃないか?
「////…米屋……暑いから………」
「どうしました?岳心さん?」