テキストサイズ

山岸君と照井君

第43章 番外編⑥―――……

「お!心美ちゃん、いらっしゃい!!」



「唐揚げく〜ださい!!」


道草をさんざんして、やっとお目当ての唐揚げ店に着いた時には…


私の両手の荷物は…

買い物を楽しんだ主婦状態!!




「心美ちゃん!今日は、新作の味見を頼むよ!!」



「ん?何!何?」



店主から渡された…スパイシーな唐揚げ…



臭いがカレーだ!!


「!頂きます!!」



一口!!「あっ…つ〜い!」


モグモグ噛むと…カレーの香りと肉汁がいい感じに口に広がる!!


サク!ジュワ〜!!って!!



「おいしぃ〜〜〜〜」



私は、唐揚げを食べながら体が揺れる!!



モグモグ!ユラユラ!!



「お〜!!心美ちゃんの体が揺れてるね〜!!

よし、合格だな!!これは売れるな!!ありがとよ」



「〜〜〜〜〜ん?ん?」



キョトンとしていると…


岳おじちゃんが私の後ろで笑ってた――――…



「な〜に?岳おじちゃん…」




「いや!苑心も昔し、美味しいの食べるとそんな風に揺れてたなぁ〜って思ってね」



ふ〜ん…苑おじちゃんも、揺れるんだ〜…



なんか…想像つかない…




ストーリーメニュー

TOPTOPへ