山岸君と照井君
第6章 友達――――…。
俺と山岸は、やっと…?
お目当ての書店に着いた…
着いた途端に…山岸のテンションがグググ〜っ!と上がったのが手に取る様に解った…
山岸って…書店…好きなの?
いや――――…参考書のコーナーが好きなのか?
山岸は、迷いもせず参考書のコーナーに向かう…
俺は――――…ついつい…雑誌コーナーを探してしまった…
「照井君!!ここ、ここのシリーズなら君に合ってそうだよ?」
山岸は、棚を指差しニコニコしている…
///キュン!!―――――って!!
惚れた弱味か…
この…もっさりガリ勉眼鏡にキュンキュンしてしまう…
しかも…キュンキュンとはほど遠い…参考書コーナーで……
「ん〜…どれ?
あ〜…これかぁ―――…なるほど…解りやすいかも……って!!山岸!?」
山岸を見ると、あれも!これも!!と、俺に進める参考書を両手に抱えている!!