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風景画

第46章  雪待月 ⑤




日暮れて風は

冬めいて

吐息を凍らせ吹き渡る



沈む夕日と

上る月



どちらに想いを預けよう



今宵の空は十三夜



妖しい明かりに騒めいて

恋しいその名を呼びながら…



月に心を託そうか







(了)



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