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風景画

第52章  雪月 ②




黄昏に

髪をかすめて

朱に染まったひと葉がおちる



逢魔が時の幻が

舞い降りた心地して…



何となしに心細く

残照に映える空を仰ぎ

あなたに

小さく呼びかける







(了)



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