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風景画

第58章  雪月 ⑤




君住む街に

星となり

聖夜の夢を飾りたい



雪の華

夜に溢れる深紅の香り…

樅の枝先に揺れようか



そして

君が眠りについたなら

そっと枕辺に舞い降りて

その頬に 瞼に 唇に

静かに静かに口づけよう・・・







(了)



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