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風景画

第77章  桃月




目覚めの時

温めたカップに注いだ

淹れたての珈琲を



昼下がり

甘い香りの

ホットチョコレートには

リキュールをひと雫



そして

眠りの精を待ちながら

緋色の輝きに

シナモン香るホットワイン



届けることができるなら…



ぬくもりが

いつもあなたを包むように







(了)



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