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風景画

第93章  花残月 ④




時の流れゆくあわいに浮かぶ

綺羅の夢を見る如く

めぐり会いし ひとりの人



雲間の月を待ちわびるほどに

焦がれ焦がれて…



恋うる想いは 胸のうち

蝋燭の揺らめく炎ともなる







(了)



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