テキストサイズ

風景画

第93章  花残月 ④




花一輪

胸にいだくと…

瞳には

遥かな星を映すと

気付いてもなお

恋うるのか



肌を ぬくもりを

重ねながらも遠い人を

心まで…



物語の終わりを知るほどに

散るばかりの恋ならば

せめて束の間

夢のしとねに抱かれて眠れ・・・




〜yへ







(了)



ストーリーメニュー

TOPTOPへ