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風景画

第5章  七夜月 ②




幾世紀か隔てた

遠い日々

紫立ちたる歌人がひとり

愛の夢をうたう



身悶えするほどの激しさを

優美な調べにのせ

切なくも 募る想いを…



悠久の時を超え

今 ここに

紫薫るあなた

古の麗人の系譜に連なり

想いのたけを込め

永遠の愛を描く







(了)



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