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風景画

第7章  七夜月 ③




夏の朝

陽は強く 空は高く…



こんな日は

白い浜辺の木陰に憩い

碧い海を眺めていたい

淡い黄色の

トロピカルカクテルを飲みながら



そして

海風に髪を梳かせ

潮の香りに包まれる…



やがて訪れる

日暮れの時も そのままで

彼方に沈む夕日を見つめ

夜空に浮かんだ細い月が

揺らぐ波間に姿を映すまで

過ごしていたい



心から愛するあなたとともに…







(了)



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