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風景画

第7章  七夜月 ③




深夜からの雨が

重なる暑さを払うのか

窓から吹き込む風が

肩に触れて心地よい



このまま浅い眠りに彷徨いながら

甘美な夢と現つを行き交おうか

それとも目覚めて

あなたへの便りを綴ろうか



…ああ、また雨が強くなった







(了)



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