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風景画

第9章  紅染月




遅い目覚めの月が

姿を現わす時

まるでその吐息のように

風が吹く



こんな夜は

しきりにあなたが想われて…



焦がれる想いに身を任せ

あなたの

優しさに溺れたい







(了)



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