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風景画

第14章  紅染月 ③




風が、変わった…



季節がゆるやかに交錯する



肌に纏わる空気の心地よさと

少しの気怠さ

薄曇りに差す光が透き通る



北からの

頬を撫でる静かなそよぎに

遠いあなたが想われる







(了)



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