魔法少女みるくホワイト
第1章 プロローグ
「かっこいいなあ、悠人くん、……じゃなくて平石くん」
「告白しちゃえばいいのに〜」
「できないよ〜、平石くん、彼女いるし、私なんて相手にされるわけないもん」
「みるく、平石と喋ったこともないもんね、そんなにいいかあ?あいつが。私は城崎先生かな」
学園中等部の屋上で、桜みるくは友達と弁当を食べている。
屋上はちょっとした庭園になっている。
木や噴水やベンチがある。
「城崎先生って最近入ってきた英語の先生だよね。実は国語の晴香先生と付き合ってるって噂もあるけど」
「え、すごい美人の生徒と付き合ってるって聞いたよ?」
「……生徒はマズイでしょ」
「先生モテるから。ま、噂だしねー。みるくもオッパイ大きいんだから頑張りなよ」
「うーん……」
桜みるくは中等部の1年生。
入学金も学費も高い学園にいる生徒は皆それなりの家の子……だ。
もちろんみるくも。
友達の千晶も。
「悠人くん」
声が聞こえる。
屋上に2人の生徒が来る。
悠人という名前が聞こえ、みるくと千晶は大木の裏に隠れる。
平石悠人と、女の子だ。
「悠人くん、好きです。付き合ってください」
「告白だよ、みるく」
「う、うん、そうだね、かわいい子だね」
「みるく、いいの、どんどん先越されてるよ」
「しょうがないよ……」
悠人たちの表情は見えない。
2人は聞き耳を立てる。
「……いいけど、知ってるよね、俺彼女いるよ、バレたら別れるよ?」
「わかってる、佐久間さんだよね、……それでもいい」
「え……違うけど、でも、そっか、良かった、じゃあ奈美ちゃん、よろしくね」
2人は抱き合っている。
「何あいつ、サイテー、みるく、あんなヤツやめな、何が良かった、なんだか」
「……いいなあ」
「みるく、ほんとにダメなんだから」
(だって、ほんとに羨ましいんだもん、悠人くんの1番なんて無理に決まってるし……)
悠人と奈美はキスを始める。
(何番目でもいいから彼女になれたらって思うよ)
「告白しちゃえばいいのに〜」
「できないよ〜、平石くん、彼女いるし、私なんて相手にされるわけないもん」
「みるく、平石と喋ったこともないもんね、そんなにいいかあ?あいつが。私は城崎先生かな」
学園中等部の屋上で、桜みるくは友達と弁当を食べている。
屋上はちょっとした庭園になっている。
木や噴水やベンチがある。
「城崎先生って最近入ってきた英語の先生だよね。実は国語の晴香先生と付き合ってるって噂もあるけど」
「え、すごい美人の生徒と付き合ってるって聞いたよ?」
「……生徒はマズイでしょ」
「先生モテるから。ま、噂だしねー。みるくもオッパイ大きいんだから頑張りなよ」
「うーん……」
桜みるくは中等部の1年生。
入学金も学費も高い学園にいる生徒は皆それなりの家の子……だ。
もちろんみるくも。
友達の千晶も。
「悠人くん」
声が聞こえる。
屋上に2人の生徒が来る。
悠人という名前が聞こえ、みるくと千晶は大木の裏に隠れる。
平石悠人と、女の子だ。
「悠人くん、好きです。付き合ってください」
「告白だよ、みるく」
「う、うん、そうだね、かわいい子だね」
「みるく、いいの、どんどん先越されてるよ」
「しょうがないよ……」
悠人たちの表情は見えない。
2人は聞き耳を立てる。
「……いいけど、知ってるよね、俺彼女いるよ、バレたら別れるよ?」
「わかってる、佐久間さんだよね、……それでもいい」
「え……違うけど、でも、そっか、良かった、じゃあ奈美ちゃん、よろしくね」
2人は抱き合っている。
「何あいつ、サイテー、みるく、あんなヤツやめな、何が良かった、なんだか」
「……いいなあ」
「みるく、ほんとにダメなんだから」
(だって、ほんとに羨ましいんだもん、悠人くんの1番なんて無理に決まってるし……)
悠人と奈美はキスを始める。
(何番目でもいいから彼女になれたらって思うよ)