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魔法少女みるくホワイト

第1章 プロローグ

「はぁはぁっ、出そうだ」

紫の目の男がみるくの口の中に精を吐き出す。


「みるく、今だ」


みるくの左手の薬指についている指輪が光っている。
それに触れると……


宝石のついた銀のナイフが現れる。


「迷うな、心臓を貫け」
「うんっ」


みるくはナイフを握りしめ、男の胸を突き刺す。


「う、うわああっ」

男は緑色の液を口から出しながらドロドロ溶けていく。


他の男たちは気を失って倒れていく。
女子高生を襲っていた男も性器を出して倒れている。


「やったじゃないか」
「はぁ……はぁ……」


悠人が駆け寄ってくる。


「君、大丈夫!?」
「大丈夫、低級悪魔は倒したわ」
「……君は、誰……」
「私は……、魔法少女みるくホワイトよ」
「魔法少女みるくホワイト……」


みるくは指輪に触れ、コスチュームを直す。


「みるくホワイト、俺、君のこと……」
「もう行くわ、また会いましょう」
「……待ってくれ」


みるくは悪魔と共に去っていく。

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