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conqueror

第2章 玩具

電車の揺れが、足元をよろけさせる。

その時、何かが伝っていった。

感じているのを、我慢していても、体は反応している。

秘所からは、愛液が少しずつ、出ていたのだろう。

最初は一筋、また、一筋、伝っていく。

膝を内側に寄せて、それ以上伝わらないようにしようとしたら、その力で、ますますローターが強く当たってしまった。

体が震える。

周りを気にする余裕がないくらいに。

声が、声が出てしまいそうで。

だけど、ダメ。

あっ、逝っちゃう。

心の中で、激しく叫び続ける。

実際は、歯を食いしばって、声が出ないように耐えながら、絶頂を迎えた。

誰にも見られていませんように。

心から祈る私の内腿は、ぐっしょり濡れていた。

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