テキストサイズ

雨のち曇り、時々晴れ【ARS】

第33章 このままもっと【翔・潤】

ホテルに帰ると、翔さんは少し疲れた様子だった。

潤「翔さん、大丈夫? 夕食はルームサービスを取ろうか?」

翔「いや、いい…。」

潤「じゃあ、お風呂に入って、今夜は早く休もうか。」

僕は、バスルームにお湯の準備をしに行った。

バスタブに栓をして、湯を張った。

リビングに戻ると、翔さんの姿がない。

ベッドルームをのぞいたが、見当たらない。

その時、トイレで大きな物音がした。

潤「翔さん!?」

僕はトイレに駆けつけ、ドアを開けた。

翔さんは、トイレの床に膝をついていた。

翔さんの足元は、粗相をして水たまりができていた。

潤「翔さん、大丈夫? 間に合わなかったんだね。」

翔さんは、漏らしたそれを拭こうと、ペーパーを手にうずくまっていた。

僕は翔さんの濡れたズボンと下着を脱がすと、バスルームに連れて行った。

潤「僕があちこち連れ回したから、疲れちゃったんだね。ごめんね。」

翔さんを綺麗に流してバスタブに浸からせると、トイレに戻り床を拭いた。

トイレをきれいにして、僕もバスルームに向かった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ