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雨のち曇り、時々晴れ【ARS】

第33章 このままもっと【翔・潤】

ベッドの中でも、鳴り止まない雷鳴に翔さんは体をガタガタ震わせていた。

潤「翔さん、本当に怖かったんだね。翔さんをこんに目に合わせた奴らを、僕は許さない…。」

翔さんは、僕の胸にめり込むほど体を押しつけてしがみついていた。

僕も、きつく翔さんを抱きしめた。

僕は、翔さんを組み敷いて上に乗り、全身で翔さんを雷鳴から守った。

震える翔さんの唇に、自分の唇を重ねた。

潤「翔さん、怖くないから。僕が守ってあげるから。ほら、集中して…?」

僕は、唇で翔さんの唇をついばんだ。

翔さんも、恐怖をかき消すように僕の唇に応えた。

僕は、舌で翔さんの唇をなでた。

翔さんも、無我夢中で僕の舌を追った。

僕は、翔さんの舌をからめとった。

翔さんも、僕の舌に自分の舌をからめた。





僕の針が振り切れた。

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