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雨のち曇り、時々晴れ【ARS】

第33章 このままもっと【翔・潤】

フロントから、翔さんのご兄弟から紹介してもらっていたドクターに連絡してもらった。

ドクターはすぐに駆けつけてくれた。

死因は心臓発作だった。

翔さんは、普段から血圧も高くて、心臓もよくはなかったようだ。

旅行の疲れと昨夜の雷のショックが、心臓発作を引き起こしたのだろうと、ドクターは話した。

警察も来たが、事件性がないことを確認したら帰った。

日本にいる翔さんのご兄弟に連絡をしたら、ご兄弟は僕を責めたりはしなかった。

「最後に、思い出の地へ兄を連れて行ってくださって、ありがとうございました。」

そう、僕に礼を言った。

それから、妹さんがハワイに駆けつけ、翔さんの遺体とともに、僕たちは日本に帰った。

空港には、真保が迎えに来ていた。

到着ロビーから出てきた僕を見つけると、目に涙をいっぱい溜めて抱きついてきた。

潤「いろいろ、ごめん。」

僕は真保をしっかりと抱きしめた。

翔さんの葬儀は、親近者だけで行われた。

久しぶりに嵐のメンバーも顔をそろえた。

二宮「J、大変でしたね。」

ニノが、俺の背中を軽く叩いた。

相葉さんは、翔さんの棺にしがみついて泣いていた。

リーダーは、黙って翔さんの顔を見つめていた。

皆、言葉少なに翔さんを見送った。

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