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雨のち曇り、時々晴れ【ARS】

第2章 タオル【潤】

俺は、翔さんのハーフパンツをめくった。

すぐ横には、翔さんの敏感なところがあって目のやり場に困る。

湿布のフィルムをはがし内ももに貼りつけ、肌に密着するようになでた。

その時、手が滑ったんだ。
俺の手が、翔さんの敏感なところに触れた。

『っあ…。』

翔さんの口から、小さな声がもれた。

ごめんって言おうと思ったんだけど、翔さんの声があまりに色っぽかったから…、謝りそびれた。

その時、翔さんの敏感なところがピクリと動いた。

俺は驚いたが、自分の見間違いだと思って目をそらした。

そしたら、翔さんがいきなりタオルを手にして額の汗を拭き…、ピクリと動いたその部分を隠したんだ。

俺のタオルで…。

男だから、物理的な接触が刺激になって反応しただけだ。きっとそうだ。

だけど、翔さんの吐息混じりの小さな声が耳にこびりついて離れない。

触れてはいないけど全身から伝わる翔さんの体温、湿度。

俺の鼓動は一気に早まった。

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