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雨のち曇り、時々晴れ【ARS】

第13章 ケータイ小説【翔】

「キャー!」

場内は割れんばかりの黄色い声がとんだ。

雅紀は、目を見開いて口をあんぐり開けている。

ニノと智くんは、大爆笑。

潤は…

潤は耳まで真っ赤になって、涙を一粒こぼした。

「ありのままのお前でいいじゃん!」

俺はわざと明るく言い放つと、潤の頭を抱えヘッドロックした。

潤の涙が皆に見つからないように…。


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