テキストサイズ

雨のち曇り、時々晴れ【ARS】

第1章 タオル【翔】

ソファに座る俺の膝をそっと開き、潤がそのしなやかな身体を滑り込ます。

潤の香水はムスク。
その中に汗の匂いが混じり、潤そのものの香りになる。
オスの香りを漂わせる。

潤が俺の膝の間にひざまづき、ハーフパンツの裾をそっとめくりあげた。

俺の内ももをすべる潤の指。

脚の付け根までめくりあげられるハーフパンツ。

その動きの中、一瞬だけ潤の指が俺の敏感な部分に触れた。

わざと触ったわけじゃない。
少し勢いあまっただけだ。



わかっているのに、俺自身は反応した。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ