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先輩とは真逆です

第5章 友達が居てよかった?

その後なんてあっという間で、気付けば外は暗くなり始めていた。


「そろそろ帰る?…もう六時過ぎてるから親心配するでしょ?」
「あ、一人暮らしなので平気です」
「なら尚更早めに帰って。いつ襲われるか分からない。送ろっか?」


ここで僕は男だって言っても効かないよね、痴漢されたし。


「いえ大丈夫ですよっ。…それじゃ、今日はありがとうございました!楽しかったです」
「よかった。また遊びに来てね!」


――ドキッ

洋一さんが笑顔になって顔が赤く染まる。

洋一さんに見られてるよね…


「は、はいっ!」


声が裏返ったのが恥ずかしくて少し小走りで帰った。

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