ナマでやっちゃいました
第4章 ※幼馴染くんは過激※
「私に…、指一本でも触れたら怒るから…っ」
こんな状況でよく自分でも言えたな、と思う
けど、怖くて仕方なくて、これ以上この悪夢が続いてほしくない
すると止まっていた葵の指が私のブラウスのボタンに手をかけた
「…!」
それだけなのに、肌と肌が触れ合ってるわけじゃないのにすごく反応し、体が跳ねた
「いい反応だね」
「…」
目を瞑り、彼の表情、動きを遮断した
「今まで触れる事すら許されていない俺に、これから関係が変わることなんてあるかな」
ボタンが一つ一つ外される感覚がわかる
「たぶん、もう無理だよ
幼馴染にしかなれない…、なら壊すしかないんだってそう思ったんだ」