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凍夜

第2章 恥辱



「リナぁーッ!」


突然ユキが叫んだ。

そして、

「マサシともうダメかも。」

と早口で言った。


そしてまた、笑いだした。

甲高い声で、けたたましく狂ったように。

私は驚いて、指に鋏んでいたCOOLを落としてしまい、白いムートンに焼け焦げた跡を残した。

「5ヶ月なんだ……!」

ユキが泣き崩れた。

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