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凍夜

第1章 氷雨


でも……。


私は、今の事態を受け入れる自信がない。


《どうしたら……?》


苦悩した。


しかし、現実は追ってくる。



《受け入れなければいけない!》


心の中で、そう呟いたら、急に現実感が襲ってきて、悲しみが溢れだした。


私は、わっと泣き崩れ、突っ伏した。

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