凍夜
第6章 浸食
「私ね、子供がいるの。今、色々大変で、お金が必要になっちゃって、それで……。」
「ユキ、今までごめんね、なんの力にもなれなくて……。これからの事、一緒に考えよう?」
私は今度こそ、ユキの手を離すまいと心に誓った。
ユキはハーフムーンのオープニングキャストになった。
「ユキ?この職業は給料が安定するまでが大変で、ここを副業とした形でいてくれたら助かる。」
私はユキにシステムを説明した。
「そぉね、確かに他の仕事もしないとね。」
私はたいして力になれない自分に腹がたった。
「リナ、一緒に頑張ろうね♪大丈夫だよ、リナなら!」
私はユキに励まされていた。
ユキはやっぱりいい友達だとつくづく思った。