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凍夜

第1章 氷雨


「マサシの知らなくていいことだよ。」


私はマサシの、そのタトゥーを人差し指で、すっと撫でると、急いで手を引っ込めようとした。

でも、マサシの手は素早く、私の手を捕まえてしまった。


「……。」

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