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凍夜

第1章 氷雨


《はぁ……》


私は、干からびた喉の奥からため息をもらすのが精一杯だった。

そう、こんな日が来る事は、わかっていたはずだったんだ……。


私は、ふと時計を見上げた。


午前9時30分。



黙っていても朝は、やってくる……。

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