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凍夜

第1章 氷雨


なんだか私が責められてるような気がする。

私は、脇の下に汗がにじむのを感じながら、女の問いに、反射的に身構えている自分に気づいた。


「もしもし……?!」



女の声が嗚咽に変わった。


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