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あなたの側で・・・

第3章 心の闇


シーンと静まり返った自宅に入り
リビングのソファーに腰掛ける
荷物を起きテーブルに行くと
現金が置いてあった


「帰ってきてたんだ」


たまに自宅に帰ってきたと思ったら
現金を置いて置くだけですぐに帰ってしまう
滅多に顔を合わせることもない


物心着いたときから両親の喧嘩が堪えず
私のことなんか見向きもしてもらえなかった


話もろくにせずただいるだけ
そんな両親を見ていたからか
人を信用できず、甘えることも、相談することも
してはいけないことだと思っていた

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