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あなたの側で・・・

第3章 心の闇


「なんでいつもこうなの・・・」


現金を目にして頭に血が上り
テーブルに置いてある現金を投げ
その場に座り込んだ


「なんで私なんか・・・生まれて来なきゃよかった」


さっきまでの蓮斗との時間が嘘みたいで
いきなり現実を突きつけられたかのようだった
蓮斗には絶対にこんなこと言えない・・・
そう思ったら涙が溢れた


我を忘れ泣きながら夢中で
ポケットに入れていたカッターを取りだし傷つけた
傷からは真っ赤な血が流れだしそれを見て
生きてる・・・
そう実感していた

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