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ストリートガール

第2章 思春期の少年



「それでね。きょうのお勉強の受講料をどうしようか?」


私は、カバンからタバコを取り出すと「吸う?」と勧めた。


「受講料?」


林君はタバコをいらないと首を振った。


「クラスメートだから安くしとくよ。それにナマだったし、妊娠したら困るから10万円頂戴。」


「そんなに払えるかなぁ?」

「払いなさい。」


「ウーン……。」

林君は財布の中から五万円出すと私にくれた。

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