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ストリートガール

第3章 ギャル


「お待たせ~♪」

私とソノミは、待っている彼らに声をかけた。

「いいね。似合ってるよ。制服もいいけど、一緒に歩くにはやっぱりね。」

「だよねー?医大生だもんねっ!」

ソノミがカズ君の腕に絡みついた。

《医大生か……。》

「じゃ、マヤちゃんも行こうか。」

ヒデ君が私の横に並んだ。

私もソノミの真似をして、ヒデ君の腕に自分の腕を絡ませてみた。

「嬉しいね。」

ヒデ君が眼鏡の奥で目を細め微笑んだ。

《やっぱ、サービスって大事だよね?》

《カネ使ってくれんなら。》

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