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ストリートガール

第3章 ギャル


「お茶でも飲んで行ってね♪」

林君のママに促されリビングに通された。


体が思い切り沈むソファに腰をかけて、ホイップがたっぷり乗ったカプチーノを御馳走になった。


「ママ、これから出掛けるんだけど外で食事してくるから……。」

「あらそぉ?じゃ、コレね?」


「サンキュー。」

「あ、それから、これも持って行ったら?」


「カード?要らないなぁ~。俺たちキャッシュで遊びたいから。」


「まぁ、生意気ねぇ?そうよ、いつもニコニコ現金払いよ。」


林君とママの会話を聞いていると自分が本格的に商品になったような気がした。



「また、ゆっくり遊びにいらしてね♪」


林君のママに見送られ、私達は2ケツして坂道を下った。


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