
ストリートガール
第3章 ギャル
〈BomBomBoom !〉
心地よく風を切っていたら、
「ねーぇ!坂本!ドラッグクストア寄って!」
林君がそう言ったので私達はドラッグストアに入った。
「何買うの?」
「大事なモノだよ。ほら、これなんか可愛いんじゃない?」
林君が手に取ったのは、黒いパッケージにショッキングピンクのバタフライが踊る可愛いらしいコンドームだった。
「それから、痛くなったら大変だからコレも買おうね。」
潤いアップ!デリケートゾーンのゼリー!
「ウソ!気を使ってんの?林君。」
私はゼリーの箱を握りしめた。
「だって、この前かわいそうだったから。坂本のこと大切にしたいし。」
なーんて言われてちょっと感動!
