初恋2
第6章 アメリカからの来客者
「夏に…何かするつもりですか?」
「うーん…それは秘密。その代わり、あなたが結婚してくれたら別なんだけど…」
結婚…か
しても夏と会えるのかな…
夏と離れたくないけど
夏に何かあるのは嫌だし…
「まぁ、あなたが無理なら冬に頼むけど。」
!!
また、それか…
「僕と冬にはそんなことできません」
きっぱり言ってみる。
「じゃあ、夏くんがどうなってもいいの?」
「その時は僕が何とかします。だから帰ってください」
「あっそーなの。じゃあ、夏くんの仕事を無くしてあげる。」
え…
『俺さ…教師が夢だったんだよね…』
ふと、昔の事が頭をよぎる