食わず嫌い
第4章 俺、女の子になっちゃった!
ピンポーン ピンポーン
「あ~ゆ~む~」
ダチの桐也が呼び鈴を鳴らしながら、玄関のドア越しに俺の名前を呼ぶ。
いつもならすぐにドアを開ける俺だが、今は開けられない事情があった。
~♪
すると今度はスマホに着信が入った。
もちろん桐也からだ。
出るか出ないか迷ったが、さすがに出ないとあいつは意地でもドアを破壊しかねない。
俺は咳払いをすると、通話をオンにした。
「もしもし……」
『なんだよ、歩。女でも連れ込んでんの?』
「ちがっ……」
『──ん? なんかお前声おかしくね?』
「!」
やっぱり自分の声はおかしいのだと思った。
いや、おかしいのは声だけじゃない。
胸もアソコも、丸みを帯びた体つきも全部──
そう、俺は女の子になっていた。
「あ~ゆ~む~」
ダチの桐也が呼び鈴を鳴らしながら、玄関のドア越しに俺の名前を呼ぶ。
いつもならすぐにドアを開ける俺だが、今は開けられない事情があった。
~♪
すると今度はスマホに着信が入った。
もちろん桐也からだ。
出るか出ないか迷ったが、さすがに出ないとあいつは意地でもドアを破壊しかねない。
俺は咳払いをすると、通話をオンにした。
「もしもし……」
『なんだよ、歩。女でも連れ込んでんの?』
「ちがっ……」
『──ん? なんかお前声おかしくね?』
「!」
やっぱり自分の声はおかしいのだと思った。
いや、おかしいのは声だけじゃない。
胸もアソコも、丸みを帯びた体つきも全部──
そう、俺は女の子になっていた。