食わず嫌い
第4章 俺、女の子になっちゃった!
「だって……俺たちずっとキスから進まなかったじゃねぇか。もしかしてそれは俺が男だからじゃないかってずっと思ってて……」
「……」
「もし女になった俺をお前に見せたら、絶対興味本位で抱くだろ。そしたらもう、男の俺を愛してもらえなくなるんじゃないかって思ったら怖くてさ……だから相談できなかったんだよ」
「歩……」
「あー、もういい! 抱けよ、ほら! 煮るなり焼くなり好きにして……」
「うん、抱く」
「は?」
「女のお前も、男のお前も抱くから」
「!」
「だってオレは性別で決めてるわけじゃねーし、歩が好きだから抱きたいんだし」
「!」
「そういうことだからベッド行こうぜ」
そう言うと桐也は俺の身体を軽々しく持ち上げて横抱きにした。
「ちょ、まっ……んんっ!」
ベッドに押し倒されると、すぐに唇を塞がれた。
さっきよりも激しくて濃厚なキスに、頭がぼおっとする。
「……」
「もし女になった俺をお前に見せたら、絶対興味本位で抱くだろ。そしたらもう、男の俺を愛してもらえなくなるんじゃないかって思ったら怖くてさ……だから相談できなかったんだよ」
「歩……」
「あー、もういい! 抱けよ、ほら! 煮るなり焼くなり好きにして……」
「うん、抱く」
「は?」
「女のお前も、男のお前も抱くから」
「!」
「だってオレは性別で決めてるわけじゃねーし、歩が好きだから抱きたいんだし」
「!」
「そういうことだからベッド行こうぜ」
そう言うと桐也は俺の身体を軽々しく持ち上げて横抱きにした。
「ちょ、まっ……んんっ!」
ベッドに押し倒されると、すぐに唇を塞がれた。
さっきよりも激しくて濃厚なキスに、頭がぼおっとする。