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ネムリヒメ.

第5章 シャンプーとアイスクリーム.







そして会話も弾み、アイスがもう少しでなくなる頃…


あっ、そうだ…

大事なコト忘れてた、ここに来た本来の目的


「聖くん、今日はありがとう」


アタシは聖くんに昼間のお礼を告げる


「ん!? そんなの気にしなくていいのに」


「でも…」


「それよりも、何かあったらすぐに言って? …きっと気持ちも不安定だろうし、もしかしたら急にフラッシュバックを起こしたりするかもしれない」

「うん…」


それもそうだけど、あんな苦しいのはもう嫌だな…

聖くんが優しく微笑みながらポンポンと頭を撫でる


「不安な時とかムリしちゃダメだよ!? ずっとは一緒にいてあげられないけど、オレも渚くんも葵くんもいるから遠慮しないでちゃんと頼って…ね」


「ん…ありがとう」


不安じゃないって言えば嘘になるけど、彼の優しい言葉にちょっとだけ気持ちも楽になったような気がした





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