
未知夢
第10章 身心
「久しぶりに見上げたからな。だが、俺がビルの上にいたのも幻覚なのか?」
〔それは、またのちのちわかるさ〕
「でも、なんかいろいろわかって、モヤモヤしてたのが、少し晴れたってのもある。幻覚だとしても、もうあの世界には行けない。あの石がない」
〔夢の石か……〕
「知ってるのか?」
〔あぁ……未知夢で手に入れたんだろ〕
「みちむ?」
〔その夢で掴んだ物が現実となって現れる。人生で3度見れば多いくらいだが、夢を見て何かを掴んだ時は、その夢の存在を覚えている。だが、掴めなかったら未知夢の存在すら知り得ない〕
「じゃあ……俺と森屋は掴んだからあの夢を覚えてるってことか?」
〔飲み込み早いね、さすが俺〕
「いや、ちょっとまて……森屋は裸の女を掴んで、目が覚めたら彼女、由佳理がいた。夢から由佳理が出たのか? 本物の由佳理は?」
〔それはたまたまだ。由佳理が故意で来たんだ。でも、由佳理もかわいかったなぁ〕
〔それは、またのちのちわかるさ〕
「でも、なんかいろいろわかって、モヤモヤしてたのが、少し晴れたってのもある。幻覚だとしても、もうあの世界には行けない。あの石がない」
〔夢の石か……〕
「知ってるのか?」
〔あぁ……未知夢で手に入れたんだろ〕
「みちむ?」
〔その夢で掴んだ物が現実となって現れる。人生で3度見れば多いくらいだが、夢を見て何かを掴んだ時は、その夢の存在を覚えている。だが、掴めなかったら未知夢の存在すら知り得ない〕
「じゃあ……俺と森屋は掴んだからあの夢を覚えてるってことか?」
〔飲み込み早いね、さすが俺〕
「いや、ちょっとまて……森屋は裸の女を掴んで、目が覚めたら彼女、由佳理がいた。夢から由佳理が出たのか? 本物の由佳理は?」
〔それはたまたまだ。由佳理が故意で来たんだ。でも、由佳理もかわいかったなぁ〕
