
未知夢
第10章 身心
「つまり、理想の彼女を掴むきっかけを生んでくれるわけだな。札束もそうか?」
〔そうだ。いきなり掴んだまま目が覚めることはないが、とんでもない金が舞い込んでくる事態が急に起こることがある。ちなみに女性が未知夢を見ると裸の男性と札束と光の塊が出るそうだ〕
「その光の塊ってのは、あの石と同じような力があるのか?」
〔そうだ〕
「で、あの石は何をするんだ?」
〔知らずに言ってたんかい……〕
心は短パンのポケットに手を入れた。
〔これか?〕
手には緑色の石が握られている。
「おい!! お前が持ってたのか!?」
繁は手を出すが、心はサッと手を引っ込める。
〔残念だが、これはどんな力を発揮するのか、まったく判らない。お前の場合、おもに夢の中の時間移動をしたみたいだが……〕
〔そうだ。いきなり掴んだまま目が覚めることはないが、とんでもない金が舞い込んでくる事態が急に起こることがある。ちなみに女性が未知夢を見ると裸の男性と札束と光の塊が出るそうだ〕
「その光の塊ってのは、あの石と同じような力があるのか?」
〔そうだ〕
「で、あの石は何をするんだ?」
〔知らずに言ってたんかい……〕
心は短パンのポケットに手を入れた。
〔これか?〕
手には緑色の石が握られている。
「おい!! お前が持ってたのか!?」
繁は手を出すが、心はサッと手を引っ込める。
〔残念だが、これはどんな力を発揮するのか、まったく判らない。お前の場合、おもに夢の中の時間移動をしたみたいだが……〕
