
未知夢
第11章 確保
「お前が俺の心なわけないだろ。俺の心だったら、なんでこんな訳のわからない夢の事に詳しいんだよ。結局、世界がどうのこうのって俺一人が見てる夢。こんなの全部取ったのは俺が初めてとか、なんでわかるんだよ」
暗闇の中の心に届くように繁は言った。
するとその問いに答えるように、心の声が響き渡る。
〔その答えは、口で説明するだけで30時間、400字詰めの原稿用紙で50ページかかる〕
「原稿用紙の方があからさまに短いだろ!!」
〔間違えた。説明するだけで50時間、原稿用紙で30ページ……〕
「数字逆にしても一緒だろ!! なら、書いてくれよ!! 俺、読むからさぁ」
〔そこまでする事は無い。お前はもうすぐ目覚める。そこに答えは出る〕
「お前、俺の心じゃねぇ。未知夢の案内人だろ。俺の姿になって出てきたのも何かの警告を伝えに来たんじゃないのか?」
暗闇の中の心に届くように繁は言った。
するとその問いに答えるように、心の声が響き渡る。
〔その答えは、口で説明するだけで30時間、400字詰めの原稿用紙で50ページかかる〕
「原稿用紙の方があからさまに短いだろ!!」
〔間違えた。説明するだけで50時間、原稿用紙で30ページ……〕
「数字逆にしても一緒だろ!! なら、書いてくれよ!! 俺、読むからさぁ」
〔そこまでする事は無い。お前はもうすぐ目覚める。そこに答えは出る〕
「お前、俺の心じゃねぇ。未知夢の案内人だろ。俺の姿になって出てきたのも何かの警告を伝えに来たんじゃないのか?」
