
未知夢
第14章 滝繁
「聴こえるか? さっきと一緒」
〔会話にならねぇよ!!〕
「お前、未知夢やら心やらいるくせに、なんで頭の中で会話できないんだよ!!」
〔なら、姿出そうか?〕
「やめろ!! 同じ者三人並んでどうする!?」
〔フィーバーじゃねえか〕
「じゃ、いまリーチかよ!! やめろ!! なんの確率変動がおこるんだよ!! 何も出ないから」
「お客さん、大丈夫ですか?」
運転手に心配された。
間違いなく危ないやつと思われている。
繁は目を閉じて寝たふりをした。すべて寝言でやり過ごすつもりだ。
〔それでやり通すんだな……しかし、お前結局すべての未来を変えたな。あれは奇跡なんだぞ。あり得ないことなんだぞ〕
「ん〜〜……んにゃ……俺だって必死だったし、感情に負けそうだった」
〔ひとつ言うとすれば夢塊をすべて取ったことから変わり出したんだと思う。まあ、結果お前は誰も殺していない形になった。森屋も高円寺綾も元気だ〕
「結局、あの白鳥沢美智雄ってのは来なかった。やつは何しに来たんだ?」
〔会話にならねぇよ!!〕
「お前、未知夢やら心やらいるくせに、なんで頭の中で会話できないんだよ!!」
〔なら、姿出そうか?〕
「やめろ!! 同じ者三人並んでどうする!?」
〔フィーバーじゃねえか〕
「じゃ、いまリーチかよ!! やめろ!! なんの確率変動がおこるんだよ!! 何も出ないから」
「お客さん、大丈夫ですか?」
運転手に心配された。
間違いなく危ないやつと思われている。
繁は目を閉じて寝たふりをした。すべて寝言でやり過ごすつもりだ。
〔それでやり通すんだな……しかし、お前結局すべての未来を変えたな。あれは奇跡なんだぞ。あり得ないことなんだぞ〕
「ん〜〜……んにゃ……俺だって必死だったし、感情に負けそうだった」
〔ひとつ言うとすれば夢塊をすべて取ったことから変わり出したんだと思う。まあ、結果お前は誰も殺していない形になった。森屋も高円寺綾も元気だ〕
「結局、あの白鳥沢美智雄ってのは来なかった。やつは何しに来たんだ?」
